3.21弾き語りワンマン感謝の辞

ちょっと遅くなりましたが、先日は谷口弾き語りワンマンにご来場頂いた皆様どうもありがとうございました!桜井君とのセッションや、パーカッション、サックスとのトリオでの演奏もなかなか新鮮に楽しんでいただけたのではないかと思っております。
特に桜井君とのステージは久しぶりでしたが、お互いの気心が知れている分、なんだか同窓会のトークライブを実演しているような気になりましたね。演奏時間よりMCの時間のほうが倍以上多かったと思います。ほとんどぶっつけみたいな状態で曲を演奏しましたが、あれで成立するのは桜井君とだけかと。

トリオ編成の演奏は初めての試みでしたが、やっぱり独りではなかなか表現し切れないものでも三人になると幅が広がってうまく表現できるようになるのだなあと改めて痛感しました。
特に僕は普段ウワモノと一緒に演奏することがほとんどないので、サックスがあるとすらすらと楽曲の表情を作れることに今更ながら感心したのでした。
村上くん、あっきーさんどうもありがとう。
折角なので、このメンバーで今度何かしらレコーディングしたいと画策中です。
うまく実現するといいなあ。

さて、当日のセットリストは以下の通りです。

1.みんなわかってもらいたい
2.飛行機雲(カバー)
3.団地のゲーム
4.そして僕は途方に暮れる(カバー)
5.どこまでも行くって?
6.ラブレター
————–
(w/桜井康次郎)
7.two of us(カバー)
8.好きだった人(カバー)
9.遠足の唄
————–
(w/村上大輔、渡辺あきひこ)
10.夜のジャズ
11.遠くまで
12.ブルーライン
————–
13.タイガータイガー(カバー)
14.ロングウォーク
15.宇宙線が視ている
anc1.さあ来年へ
————–
(w/渡辺あきひこ)
anc2.夜よ今夜はあなたと話そう

全17曲!
曲がそれぞれ短いとはいえ、こう見ると沢山やったんですね。
演奏中のことは夢中なのであんまり覚えていませんが、こんなに演奏することができて単純に嬉しいです。
このうち、「どこまでも行くって?」「ブルーライン」が新曲でした。
桜井君とやった「遠足の唄」は昔組んでいたとってもヘルシーズというバンドの楽曲です。
カバーは沢山やりましたが、とりたてて言うと「タイガータイガー」は僕の好きなはいからさんというバンドの楽曲です。

フードで出したツナサンドも完売しました。
食べていただいた方々どうもありがとうございます。

さて、次回ライブが決まっているのでお知らせを。
また、同じ場所での定例の谷口企画です。

2015/5/16(土)渋谷GUEST
minimals谷口企画「よくある週末vol.8」
[Time] OP19:00 ST19:30
[Charge] adv.2000yen / door.2300yen(+1D)
[FOOD]スーパーサンド谷口
w/遠藤裕生(ex.余汐/四番) / タカユキカトー(ex.ひらくドア) / 佐古勇気(snap/GABAHEY)

今回も素晴らしい共演者が揃いました。
特に遠藤さんは人前での演奏はいつぶりだろう?きっと1年ぶりくらいじゃないかなと思います。
タカユキくんも元気しているかな。佐古君はほとんど準レギュラーのように出演してもらっていますが、いつ見てもいつ聴いても素晴らしいミュージシャンです。
いずれにせよとても幸せな感じの一日になることは間違いないと思いますので、
ご予約はお早めにどうぞ!info@minimals.jpにて承ります。

明日はワンマンです

いよいよ3月21日土曜日、明日は弾き語りワンマンの日です。
元々minimalsはバンド編成なので弾き語りはそのサイドワーク的に始めたのですが、いつの間にやら弾き語りがメインとなりつつあります。
そして今回は2回目のワンマン!
前回は初ワンマンということもあって完全に一人でやりたくて、サポートもオープニングアクトもおかず、弾き語り一本でやったのですが、今回は趣向を変えてオープニングアクトもサポートも加えた演奏をやります。

201503203

オープニングアクトには大学時代からの盟友である桜井君(恋をしようよジェニーズ)に引き受けてもらいました。
彼とはだいぶ以前に「とってもヘルシーズ」というバンドをやっていて、一緒に好きな曲をカバーしたり、共同で作詞作曲をしたりしてきた仲です。僕はminimalsでは自分で作詞作曲をするし、他にバンド経験もないので、その意味で唯一の共同制作者と言えるべき人ですね。
今回もオープニングアクトとは別に、僕のステージで二人で何曲か演奏するために一緒にスタジオに入りましたが、二人とも性格も演奏スタイルもかなり違うので、お互いの距離感をそれぞれにうまく混ぜ合わせて折り合おうとする、そういう不思議な共同作業を行うスタジオでした。
結果的には「どうやらうまく混ざったようだな、やれやれ」的な、そういう妙な確信のある、絶妙なケミストリーを感じたりもして。何はともあれ明日のセッションが非常に楽しみです。

201503202

全曲ではないですが、本編のサポートには村上大輔(sax)と渡辺あきひこ(perc.)が加わります(アッキーさんはちょっと暗くて見えないけど)。
弾き語りでは表現が難しい曲でも三人だと表現しやすかったりするので、これもまた新鮮な感じです。サックス、アコギ、パーカスというトリオ編成は初めてだったけど、なかなか良い形を生み出していると思うので是非聴いてもらいたいです。

最後にですが、最近のminimalsの曲を。
今日は週末。きっと色んな夜があるんでしょうね。
「夜よ今夜はあなたと話そう」

明日渋谷の地下二階まで足を運んで下さる皆様、それではまた明日会場にて。
尚、チケットはまだ若干余裕がありますので、迷っている方、ご興味ある方はinfo@minimals.jpまでお名前と枚数を明記の上、ご一報下さい。

2015/3/21(土)渋谷GUEST
minimals谷口企画「よくある週末vol.7」
[Time] OP19:00 ST19:30
[Charge] adv.1800yen / door.2000yen(+1D)
[出演]谷口智也
オープニングアクト:桜井康次郎(恋をしようよジェニーズ)
[FOOD]スーパーサンド谷口
10ヶ月ぶりの弾き語りワンマン!!FOODも谷口が務める定例企画です。
サポートメンバーに渡辺あきひこ(perc.)と村上大輔(sax)を迎えます。

3月21日弾き語りワンマンのお知らせ

twitterやFacebook上では既にお知らせしておりますが、来週土曜日(3月21日)に渋谷Guestというライブバーにて谷口の弾き語りワンマンライブを行います。

当日は基本的に一人で演奏予定ですが、楽曲によりサポートミュージシャンとして渡辺あきひこ(Perc.)と村上大輔(Sax)をお迎えして演奏したいと思っています。
バンドメンバー以外の人と共演は過去にほとんどしたことがないので、今からワクワクしております。

オープニングアクトは盟友の桜井康次郎(恋をしようよジェニーズ)。
当日は彼とも少し一緒に演奏したりするかも(?)です。

あと恒例となっている谷口のよるFOODですが、今回もホットサンドを出します。
具材はまだ検討中ですが、ツナマヨ的なものを予定しています。

0321

【2015/3/21(土)渋谷GUEST】
minimals谷口企画「よくある週末vol.7」
[Time] OP19:00 ST19:30
[Charge] adv.1800yen / door.2000yen(+1D)
[出演]谷口智也
オープニングアクト:桜井康次郎(恋をしようよジェニーズ)
[FOOD]スーパーサンド谷口

もし「絶対行きたい!」「行ってみたい!」「行けそうだ」「行ってもいいよ」「当日用事がないんだけど」という方がいらっしゃいましたら、お名前(ハンドルネーム可)・人数を明記の上、info@minimals.jpまでご連絡下さい。
※当日16時まで前売り料金にて受付いたします。

沢山のご来場を心よりお待ちしております。

衝動買い

衝動買いというのは誰にでもある。

本日昼過ぎにとある用事を終えてかっぱ橋をよちよち歩いていると、十字路の角に小粋な陶器屋があったので、ハエ取り紙に誘われるハエのごとくふらふらと吸い込まれたのであった。
そして次の瞬間、気がつくと何の前触れもなく14000円の急須を衝動買いしてお店を出ていく自分を発見したのであった。

kyusu

見よ!この戦車みたいな、河豚みたいなフォルムを。
ちょっと毒々しくて良い具合ではないか。
そして何より肌触りがとてもよいのだ(急須で大事なのは肌触りである)。
しかし我ながらまさかここに来て急須に目覚めるとは…。

帰宅後、急須に入れる茶葉がないため早速某熱帯系サイトにて注文する。
また、自宅には湯呑みもないので今度は湯呑みを買おうと思う。
今のところ、お湯だけ用意できる。

【次回ライブ】
2015/3/21(土)渋谷GUEST
minimals谷口企画「よくある週末vol.7」
[Time] OP19:00 ST19:30
[Charge] adv.1800yen / door.2000yen(+1D)
[出演]谷口智也
オープニングアクト:桜井康次郎(恋をしようよジェニーズ)
[FOOD]スーパーサンド谷口
10ヶ月ぶりの弾き語りワンマン!!FOODも谷口が務める定例企画です。
サポートメンバーに渡辺あきひこ(perc.)と村上大輔(sax)を迎えます。

明けましておめでとうございました

1月17日の「よくある週末vol.6」にご来場頂いた皆さまどうもありがとうございました。
とても寒い一日でしたね。楽しんでもらえていたら大変嬉しく思います。

渋谷guestはステージも低いし、僕は弾き語り時には座って演奏するので、演っている側からすると、客席の方々とはほとんど同じ目線か、もしくはこちらの方が低いので、ぐるっと周りを取り囲まれているような、見上げて演奏するような、そういう雰囲気になります。
先日は暗転した中でも客席にほのかな明るさがあって、どことなくキャンプファイヤーの薪で組んである真ん中のやつになったような気分になりました。

今回演奏で使ったギターはエピフォンのテキサンというアコースティックギターで、恋をしようよジェニーズの桜井君に借りたものです。
彼はビートルズファンだから、ポールが愛用したとされるテキサンと、ジョンレノンが愛用したとされるJ-160Eというモデルのどちらも持っている。
テキサンは良くできたギターで凄く良い音だったけど、J-160Eにも興味があるので、次回彼からギターを借りるときはJ-160Eを借りてみたいと思う。あんまり弾き語り向きのギターではないかもしれないけど、Gibsonに興味があるので。

さて、次回は3月21日土曜にまた同じ渋谷guestにて弾き語りをやります。
今度は昨年からおよそ10ヶ月ぶりのワンマン公演で、自身2回目です。
前回は完全に一人でやりたかったので、ゲストもサポートもなく独力でやりましたが、今回はオープニングアクトとして先述の桜井康次郎(恋をしようよジェニーズ)を迎えるほか、来て頂ける方に楽んでもらえそうな演出を色々考えています。
詳細は追ってお知らせさせて頂きますので、チェックして頂けたら幸いです。

2014年は今までで一番休んだ年だったので、2015年はスっとやっていきたいとそう思っております。

2015/3/21(土)渋谷GUEST
minimals谷口企画「よくある週末vol.7」
[Time] OP19:00 ST19:30
[Charge] adv.1800yen / door.2000yen(+1D)
[出演]谷口智也
オープニングアクト:桜井康次郎(恋をしようよジェニーズ)
FOOD:スーパーサンド谷口

10ヶ月ぶりの弾き語りワンマン!!
遂にあの男闘呼が地獄の底から帰ってきた…!!
「あんまりない」よくある週末特別編!!

「よくある週末vol.2」ご来場感謝の辞

昨日は渋谷guestにお越し頂いた皆様どうもありがとうございました!

一時間を超える長丁場の演奏となり、ご覧頂いた方には心より感謝御礼申し上げます。
今回は初めてづくしだったので、もしかすると至らない演奏もあったかとは思うのですが、その点は何卒ご容赦頂き、今後とも生温かく見守って頂ければと思います!

昨日のセットリストは以下のとおりでした。

1. みんなわかってもらいたい
2. 飛行機雲
3. 君が僕を知ってる
4. オートレース
5. 我が心のオリエント
6. 遠くまで
7. そして僕は途方に暮れる
8. タイガータイガー
9. むかし音楽が好きだった
10. 団地のゲーム
11. ロングウォーク
12. 宇宙線が視ている
13. 夜よ今夜はあなたと話そう
anc. ラブレター

このうち「飛行機雲」「君が僕を知ってる」「そして僕は途方に暮れる」「タイガータイガー」「ラブレター」はカバー曲となります。
「飛行機雲」は荒井由実、「君が僕を知ってる」はRCサクセション、「そして僕は途方に暮れる」は大澤誉志幸、「タイガータイガー」ははいからさん、「ラブレター」がブルーハーツの曲です。
バンド形態でカバーはほとんどやりませんが、弾き語りでは自分の好きな曲を自由に演奏するようにしています。
今回セットリストから漏れたのは他にはっぴいえんどの「しんしんしん」、加山雄三の「君といつまでも」、さだまさしの「道化師のソネット」など。
これらも機会があったらいつか披露したいと思っています。

それと「オートレース」「むかし音楽が好きだった」が新曲で、今回初披露でした。いかがでしたでしょうか?

尚、今回のフードはキノコとツナの和風パスタでした。
フード出店はその器材や材料の余りの重量に道玄坂では失神しそうになるほか、自宅でパスタの仕込み中に茹で汁で足を火傷する、今朝起きると演奏中にヘッドバンキングをしていなかったにも関わらず首が痛い(筋肉痛)など相変わらず大変ですが、「よくある週末」というテーマ上、僕の中の「週末」感に料理は必須項目なので次回もやろうと思っております。

さて、その次回の「よくある週末」は7月19日土曜に同じ渋谷GUESTにて行います。

実はこの「よくある週末」シリーズは好評につき毎回奇数月の第三土曜日に定期開催することとなりました!

今のところ次回以降についてはツーマン、スリーマン形式で毎回テーマを定めてやっていこうかと思っていて、vol.3については詳細を近日中にアップ致します。
毎回違うテイストのライブになると思います。
どうぞお楽しみに!

以下は次回ライブのお知らせです。
ご予約お待ちしております!
取り置き予約はinfo@minimals.jpまでメール願います。
「お名前」「枚数」「公演名」をお知らせ下さいね。

【ライブ情報】
次回ライブはバンド形態で6月28日土曜日に箱の中の猫企画に出演させて頂きます。
場所は下北沢daisy barで、初めて演奏させてもらう場所です。
出番は二番手で19時頃になります。

■6/28(土)下北沢Daisy Bar
箱の中の猫企画
[Time] OPEN 18:00 / START 18:30
[Charge] adv.2000yen / door.2500yen (+1d)
w/まがりかど、Russia Group、THE MASHIKO、ユームラウト

宇宙線が視ている

詞:谷口智也

君は今日もくたびれたら 窓辺に凭れて
ぼんやりした気分でいる

夕暮れの先 薄闇に光るテールランプが
段々と近づいてくるような 心地好いサウンドに変わって

黄色く満たすような その鮮やかに
心を奪われている
エイトビートを効かすようさ その鮮やかは
君を連れてってしまいそうなんだ

皆が君のやりたいことをやってしまうから
それで君は一体何をしようかって思っているんだ

夕暮れの中 暗がりに光る君の心は
誰かの気持ちにフィットして どこかでキャッチされるんだ

きっと君は言うだろうよ 信じられないって
瞳を輝かせて
エイトビートを効かすようさ 鮮やかは
僕も連れてってくれたらいいんだ

きっと君は言うだろうよ 信じられないって
瞳を奪われながら
エイトビートを効かすように その鮮やかは
僕ら連れてってくれたらいいんだ

連れてってくれたらいいんだ
連れてってくれたらいいよね
*******

minimals「宇宙線が視ている」(live)

この曲は大学生のときに作ったからminimalsの全楽曲の中でも一番古い。
現在「恋をしようよジェニーズ」のギターボーカルをしている桜井君とはその当時大学のサークルで一緒にバンドをやっていて、よく集ってなんとなく2人で音合わせをしたりしていた。
そんなあるときに「メロディがあってまだ歌詞は出来てないんだけど」みたいなことを言いながらこの曲のサビのメロディを唄ったら「これはいいメロディだ」と褒めてくれたので、それで俄然やる気を出して書き上げた記憶がある。
それがなかったら今頃お蔵入りしていたかもしれない。

だけどサビのメロディだけが先にできてそれ以外何もなかったから、他の部分の構成も歌詞もなかなか決まらなかった。
それこそAメロから何十回も書き直していて、最初の頃書いた歌詞もメロディも現在のものとはかけ離れている。

僕は高校生のときにギターを手にしてからすぐにオリジナルの楽曲を作り始めたけど、歌詞について正面から向き合ったことはなかった。
歌ったときの語感でなんとなくそれっぽいフレーズを並べたりして出来上がりにしていた気がする。

おそらくそういう作詞法もあるにはあるのかもしれないけど、きっとそれだけではいけない。
この当時に僕が作詞した「宇宙線が視ている」と「団地のゲーム」という楽曲は、そういう点で初めて「作品」としてコンセプシャルな意識のもとに作ろうと思って「作った」歌詞である。
大変に難産したお陰で完成したときはとても嬉しかった(「粘土細工で良い造形物を作れたときのように」嬉しかったのをすごく覚えている)。

最終的に歌詞は、井伏鱒二の短編「屋根の上のサワン」の世界観(その頃とても好きだった作品で、その油絵の具のような空気や匂い、暗さみたいなもの)を目指したが、結果的にそれを感じた人は少ないと思う(僕が今見ても全然似つかない)。
結局それだけではうまくいかなくて、当時の僕がぼんやり思っていたことを色々混ぜ合わせることで落着したからである。

尚、この「宇宙線が視ている」というタイトルに特に意味はなくて、その頃の朝日新聞の夕刊記事の見出しに「宇宙線がみている」と書かれた学芸記事がでかでかと載っていて、それがとても印象に残っていたのでそのまま曲のタイトルにした。

この曲を好きだと言ってくれる人はとても多くて、苦労した甲斐もあって単純にすごく嬉しい。できればこれからも好きでいてもらいたいと思う。

ソリッドシチュエーション

詞:谷口智也

遠くて顔は見えないくらいだった
ちょうどそれでよかった
見るも見ないも同じくらいだったのだ

何をしようか どこへ行こうか
いつもの通り 思ったとおり

夢かどこかで出会っていたような気持ちになった
「ちょっと待ってくれ」っていう声がして
ちょっと待ってみるくらいの

君がいたのさ 隣を過ぎて
行き交うように 笑ったように

いつもの通り 思ったとおりに

(駅へ向かってゆっくり歩く
ここで行くよまたね 手を振って)

ウソでもホントでもどうでもいいよ

何をしようか
どこへ行こうか
いつもの通り
思ったとおり

覚悟はいいかい
涙は拭いて
いつもの通り
思ったとおりに

遠くて顔は見えないくらいだった
*******

古い曲ばかり解説しているので、たまには少し新しいものを取り上げます。

「ソリッドシチュエーション」という言葉は「状況設定もの」のホラー映画のジャンルを指すらしい。ソウとかキューブとかその辺の作品がソリッドシチュエーションものである。

僕がこの曲を作っていたのは2012年の秋くらいだったと思うけど、そのときはそういう言葉があることを知らなかったから自分の勝手な造語をタイトルにしたつもりだった。
ソリッドは「手堅い」「大事」「節目」というような意味合いで、それに「状況」や「境遇」を意味するシチュエーションを足して、「大事な局面」から「重要な何かが交差する場面」くらいの振り幅がある言葉だとイメージしている。

人の一生を何かで例えるとき、よくある説だけど僕は断然「旅」という例えがしっくり来る。
人の生き方や目的はそれぞれに違うし、誰の魂がどこから発生して、どこへ向かっているかなんてことを分かっている人はいない。
きっとみんなそれぞれに発生して、それぞれ勝手に歩いているんだろうと思う。
誰かの出発点は誰かのゴールで、誰かのゴールはまた別の誰かの出発点かもしれない。
それでみんなそれぞれ進んで、出会って、交差して、またすれ違っていく。

僕は音楽をやっているからかもしれないけど、そういう発想が自分には馴染む。

僕の大好きな井伏鱒二はこう言っている。

この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ

なんだか言いたいことを言ってくれているような気がするんだけど、もしかしたら余計わかりづらくなったかもしれない。すいません。

さて、この曲では録音時にオーバーダビングを沢山施している。
特にこの曲では今までと違って、好き勝手に最大限までギターを足すチャレンジをした。
少ないコードとクリーンギターでどこまで楽曲に彩りが添えられるか試したかったのである。
ギターは4本くらいフェイザーっぽいトレモロをかけた空間的なギターを足していて、唄終わりのアウトロではギターのフレーズが絡み合ってフェイドアウトしていくようになっている。

ドラムの音はひたすらコンパクトに、デッドに作った。
ドラムのほとんどの箇所にミュートを施し、ミックスでもほぼノーリバーブ、さらにアナログテープのフィルターを掛けるなど徹底してある。

僕はこの曲ができたので、今まで自分の宿題みたいにずっとやってきた少ないコードの中であれこれ頑張るような曲は大体もうこれでいいのかなとそう思った、そういう曲である。

夜はオーロラ(子どもたちへ)

詞:谷口智也

工場の陰から汚れた犬が
ちっぽけな夢を拾い出してきた

君は何か勘違いをしているよ
君は何か勘違いをしているよ

煤けた闇は僕の清潔なシャツを
汚して 汚してしまった

街は今日もざわめきを忘れないぜ
夜はオーロラ きらきらぴかぴか

おおオーロラ
おおオーロラ

ささやく傍からこぼれてゆく灯火が
ひっそり息をついた 段々夜になる

街は今日もざわめきを忘れないぜ
夜はオーロラ きらきらぴかぴか
*******

この演奏は2010年当時だったかと思う。
深夜のスタジオで一発録りをした記憶があるが定かではない。
楽曲としてはメロウなトーンの静かな息遣いをイメージした曲である。
バンドとして音数を削る試みをし始めた頃で、もう音を埋めることは考えていない。
いかにスカスカにしても楽曲が持つかということをひたすら考えていた気がする。

タイトルは「夜はオーロラ」、副題に「子どもたちへ」が入る。
この曲は「子どもたち」にあてた童謡のつもりだったので、それを副題とした。

僕の作る曲には「夜」という単語が多い。
タイトルでいったら半分くらい「夜」が入る。
本当は朝の方が好きだけど、夜には色々な表情やバリエーションがある気がしていて、「本当の自分になれる時間」みたいなイメージもある。

作詞作業は難しくてなかなか完成しないことが多い。
苦心して作るせいか、完成するとその反動で飽きてしまったり嫌になったり一気に思い入れがなくなったりすることがある。
「夜はオーロラ」を書いたとき、本当に良い歌詞が書けたと思った。
そして今でもよくできているなと思える数少ない詞のひとつである。

僕は当時シャガールやクレーの絵が好きでそういう景色を言葉にしたかった。
油絵の具の暖かさや素朴なトーンだったり、淡く情景的であったりするものを想像したのである。
だからそういう意味でもこの曲は「宇宙線が視ている」とか「夜のジャズ」と同じ詞世界にある作品だと思う。
こういう情景的な世界観に好き嫌いはあるとは思うけど、個人的には悪くないと思っている。

【5/17(Sat.)】谷口弾き語りワンマンのお知らせ

こんばんは!
告知が大変遅くなってしまいましたが、来る5月17日土曜日にライブバー渋谷GUESTにてギターボーカル谷口智也が弾き語りワンマン公演を行います!
新曲多数、カバー多数でバンドスタイルとはまた違うトーンの演奏をお届けしたいと思っておりますので、是非遊びにいらして下さい。

また、当日は谷口自らによるフードを出店します。
今回は前回好評だったカレーではなくパスタを振舞う予定です。

皆様、17日は是非お腹を空かせて頂いた上で、渋谷GUESTまでどうぞ!

谷口智也(minimals)単独公演
「よくある週末 Vol.2」
2014年5月17日(土) 渋谷GUEST
OPEN 19:00 START 19:30
CHARGE adv. 1300yen / door. 1800yen (いずれも+1D)
FOOD パスタ部(谷口による)

ご予約はinfo@minimals.jp宛にて承ります。
件名に「予約取り置き希望」とご明記の上、お名前と予約人数をお知らせ下さい。
会場の渋谷GUESTのホームページはこちら
渋谷駅から徒歩10分以内です。

撮影:マンダコウヘイ
撮影:マンダコウヘイ

minimals谷口によるブログ